第61回 全造連大阪大会レポート
8月3日(日)から5日(水)まで大阪で全国造形教育連盟 大阪大会が行われた。今回の大会は日本教育美術連盟(日美連)との共同開催ということもあり、いつもの全造連の大会とは少し違ったものとなった。一日目、全小図連の会議を皮切りに、全造連代議員会、日美連との交流会。二日目は、付属平野小学校での全体会と研究発表会がなか行われた。三日目は、研究授業と協議会が行われ熱心に検討された。
一日目の全小図連では、東京都滝野川第二小学校(玉置 一仁先生)と大阪市立諏訪小学校(神原 真一先生、西本 正代先生)の二校の実践事例報告が行われた。また、全造連事務局長 時任 勝先生司会のもと、全国代議員会が始まり、代議員会では「研究大会のブロック制」の方向性で活動していくことが承認された。これは今後の活動を示す大きな一歩となるだろう。
二日目の全体会では、文部科学省教科調査官・奥村 高明先生の基調講演「新学習指導要領の図画工作科、美術科教育が目指すもの」のあと、テーマシンポジウム「こころの歓びを広げる教育美術のこれから」という内容で暑い体育館会場の中で暑い発表が行われた。その後の研究発表会では、東京からは江戸川区立清新第三小学校(加藤 貴子先生)、墨田区立押上小学校(平田 耕介先生)の実践が紹介された。また、都図研の先生も研究討議ではコメンテーターとして協議会に参加し東京の風を多いに吹き込んでいた。昨年度まで教育庁の義務教育特別支援教育指導主事 岩﨑 治彦先生も熱弁を振るっていた。
三日目の研究授業は大阪の先生の授業であったが、協議会では都図研の先生方も参加して、二日目同様に東京の風をアピールしていた。連日35度の猛暑の中大会は行われ、文字通り暑い3日間となった。
「第32回InSEA国際美術教育学会 世界大会2008in大阪」レポート
5日(火)からは会場を大阪国際交流センターに移し、InSEA国際美術教育学会 世界大会が開催された。会場は、国際会大会にふさわしい華やかで優美な建物に移動した。
一日目は「国際美術学会 総会」と記念講演が行われた。 国際大会の名の通り、外国からの参加者とともに平野小学校で行われた全国大会からのたくさんの参会者が見られた。
6日は、9時から都図研の連続発表が、「テーマ:東京アートモード!東京から世界に発信!!~東京における図画工作教育の現状と課題~」が12時まで以下の内容で行われた。
- 9:00〜9:30
- 発表1 辻 政博会長「都図研の概要」。
- 9:30〜9:55
- 発表2 CCAA代表、前都図研会長 鈴石 弘之氏「都図研のあゆみ」。
- 10:00〜10:25
- 発表3 鈴木 陽子(都図研副会長)、上野 千絵子(研修局長)「研修と専科性について」。
- 10:30〜10:55
- 発表4 南 育子(都図研副会長)「連携事業について」。
- 11:00〜11:25
- 発表5 岡田 京子、大畑祐之(研究局局長、副局長)「研究について」。
- 11:30〜11:55
- 発表6 高橋 香苗(都図研副会長)「子ども主義前言の活動について」。
都図研が行ってきた実践事例が改めて俯瞰でき、地道で実直な活動への参観者からの賛同の声があった。
13:00からはシンポジウムが開催された。テーマは「子どものアートが語り出すとき~身体・感覚の復権~」。コーディネーターは横内 克之先生(都図研参与)。パネラーに奥村 高明氏(文部科学省初等中等教育局教育課程調査官)、水島尚喜氏(聖心女子大学教授)、岩井 成昭氏(美術家)、辻 政博先生(都図研会長)を迎え、図工教育に対する熱い思いが語られた。会場は立ち見関が出るほどの盛況さで、都図研に対する全国の興味関心の高さが伺われ、その活動が常に注目されていることが実感された。
都図研研究局 研究授業レポートレポート=島田美由紀 7月10日(木)、研究局主催の第1回研究局公開授業が板橋区立高島第五小学校にて開催された。
授業会場は薄暗い体育館。ステージにはスクリーンと、プロジェクター。その空間だけでなにか「いつもと違う」感じが伝わってくる。子ども達は、「何をするんだろう?」とどきどきしている様子。大畑先生はゆっくりとやわらかい調子で子どもたちに話し始める。 |
第6回 夏期美術館鑑賞研究研修会 報告
東京都図画工作研究会・東京国立近代美術館・工芸館・国立西洋美術館・東京都現代美術館合同
レポート=島田美由紀
8月25日(月)、一足早く秋が訪れたような涼しさの中、夏期美術館鑑賞研究研修会が国立近代美術館にて開催された。定員50名の所120名を越える応募があり、スタッフを含めると100名近い参加者により、濃密な研修が行われた。「子どもを育む“鑑賞”を考える」というテーマの下、午前中は各美術館と実践者からの美術館を活用した鑑賞授業の実践報告があり、午後は近代美術館工芸館に移動し、「タッチ&トーク」やグループワークを体験した。午前の発表は、
- 国立西洋美術館 寺島 洋子さん&墨田区立堤小 南 育子先生
- 東京国立近代美術館 一條 彰子さん&北区立滝野川第二小 玉置 一仁先生
- 東京都現代美術館 郷 泰典さん&墨田区立押上小 平田 耕介先生
- 東京国立近代美術館工芸館 今井 洋子さん&文京区立駒本小学校 大道 博敏先生
が行った。各先生から鑑賞の授業へのさまざまなアプローチが発表され参考になった。
午後は、工芸館で4つのグループに分かれ「タッチ&トーク」を体験。それぞれのグループの学芸員さんの選んだ3つの作品を見てお話を伺ったあと、作品に関係した素材を触り、作品理解を深めた。
『子どもを育む「鑑賞」を考える』
見る |
先入観や情報に頼らないで自分の目で見る。
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|---|---|
触れる 感じる 考える |
自分なりに触れて、見て、感じたことから考えを組み立てる。
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言葉にする |
自分の思いや考えを他者に伝える。
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聞く |
他者の思いや考えを知る・認める。
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お知らせ
都図研創立60周年記念 TEACHER'S WORKS展開催
100名を超える参加者の力作・名作?が披露される。都図研創立60周年の行事にふさわしい、教師自身の表現体験を深める会でもある。奥村 高明先生をはじめ、あの先生、この先生・・・招待作品は必見。多くの先生方に鑑賞していただければうれしい。
また、19日(金)フォーラムには、アーティスト・トヨダ ヒトシ氏を迎える。
日 時 |
2008.9月13日(土)〜21日(日)10:00〜18:00
[18日(木)は休館] ※ 13日(土)は、16:00から、21(日)は、16:30まで
※ フォーラム:19日(金)18:30〜 ゲスト:トヨダ ヒトシ氏
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会 場 |
CCAAアートプラザ(四谷ひろば)
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-20 ℡03-3359-3413
※ 丸の内線:四谷三丁目駅下車徒歩7分
※ 都営新宿線:曙橋駅下車徒歩8分
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