大成功 都図研大会西多摩大会!!
さる、12月12日(金)都図研大会が催された。場所は西多摩郡瑞穂町立瑞穂第一小学校。12月というのにポカポカ暖かく、受付に向かう参加者の足取りも軽い。また、飾ってある作品、土の開かれたグラウンドなど、開放的な学校に迎えられる。
当初、西多摩と言えば交通が不便ということもあって、参加者の人数は大変心配であった。しかし、蓋を開けてみれば、参加者は600人を超え、大成功のうちに幕は閉じた。日本晴れの天候のみならず、大会は今までとまた違った印象を呈する。分科会は4つ、授業公開は12。しかし、西多摩地区の図工専科は、全部で41人であり、しかも、広大な西多摩地域に散らばっており、研究を深める上での障壁となる。都図研本部ならびに、研究局、研修局のメンバーも授業に参加し、本大会を盛り上げた。
全体会では、会場校猿田校長先生の「いらっしゃいました!」という表情にも象徴されるように、教育委員会関係者の来賓祝辞がいつもよりも多く熱い祝辞が続いた。東京都小学校校長会からの祝辞も初めてのことであり、本大会に華を添える。
谷川俊太郎プロジェクト
「児童画の鑑賞から詩をつくるワークショップ」
11月29日(土)CCAA(NPO法人市民の芸術活動推進委員会)において、谷川俊太郎さんを迎えてのワークショップ「小学校の子どもたちが同じく小学校かいた児童画をみて詩をつくる活動」が行われた。
10時からワークショップ開始。会場にはすでに、子どもたちと谷川さんに準備した児童画が教室を囲むように貼ってある。谷川さんの指示は至って簡単。『詩を書こうと思わないで、絵とにらめっこして頭に浮かんだことをどんどん言葉にして書いていくこと』もう一つは『どうすれば、面白くなるか考えること』この2つ。説明が終わると、保護者は会場の外に追いやられ、詩人と子どもたちとの時間が始まる。子どもたちは自分が詩を書く絵の前に机ごと移動し、思い思いに活動する。暫しの沈黙の後、言葉が湧いてきたように鉛筆の音が続く。一人の子どもが谷川さんに作品を見せる。「すごいのができたね。」子どもの顔に笑みがこぼれる。
午前中にはすべての子どもが詩を書き上げ、午後からは保護者も交えた朗読会となった。絵の前に立って子どもたちはドキドキしながら自分の詩を読んでいく。どの子どもの声がとてもすてきで、子どものリアルな世界が広がる。谷川さんの詩はやはり感銘を受けるもので、絵から感じる子どもの作品のよさや、指導者の意図を瞬時に味わっていた。参加されている保護者の方々からも、一人一人の発表ごとに温かい拍手や感歎の声がもれ、この会の成果を物語っているようだった。
この活動がスタートしたのは、『子ども主義宣言』(三晃書房、2007)での谷川さんとのインタビューを行ったのが発端。谷川さんの出会いは、2003年の都図研大会南多摩大会に谷川さんを講演にお呼びし、『ざつだん』というネーミングのパーフォーマンスをしたことが、物語の始まり。「絵の具・材料」と「言葉・詩」。手法やアプローチは違うが、活動をする中で子どものよさを改めて発見する機会となった。また、子どもたちのすてきな詩の世界を楽しませてくださった谷川さんには本当に感謝に堪えない。
関ブロ群馬大会レポート
11月12日(木)〜13日(金)の2日間、関東甲信越静地区造形教育大会群馬大会が群馬県高崎市内にて開催された。(関ブロ:東京都小学校教育研究会連合の上部団体。他教科にもある団体。中学校も参加)12日は、都県代表者会議、午後からは基調提案、文部科学省の指導講評、記念講演があった。講師に山口哲郎先生(画家山口薫氏の甥)。13日は研究授業と分科会。東京からは関ブロ理事長の辻会長を始め都図研役員の他応援組,全造連(全国造形教育連盟)会長永関氏、事務局長時任氏、全小図連(全国小学校図画工作教育連盟)事務局長濱方氏が参加。晴天に恵まれた大会になったが、高崎市内の会場が点在し全部回ることが出来なかったこと、また、公開授業が小学校は『第4学年「鑑賞をもとにした制作」』、『第2学年の「美術館に絵を見に行こう」』の2つしかないことが、残念だった。
分科会は10分科会。10地域でブロックを作り、それぞれの日々の実践を発表する。東京からは、昨年の都図研大会中央大会の研究局長森田敏裕氏が第一分科会の提案者として発表した。テーマは『「つくりだす力」としての基礎基本』。内容は氏の普段の図工の授業の造形遊びを中心とした実践がまとめてある素晴らしいものであった。詳しくはWEB「とずけんどっとこむ」方を見ていただきたいが、分科会では東京の先生方が熱く語り存在感を披露した。
全国を見てみると他の地域には関ブロのような組織がないところが殆どである。関東地区は教育先進地域、先輩によって素晴らしい環境が与えられた地域であると言えるだろう。このような機会を生かしてそれぞれの大会を大切にして続けていくことが図工教育の発展には大切であると確信する。次年度は千葉大会である。また、全造連の大会とも重なる。東京からも多くの参加者をもって大会を盛り上げていきたいと願う。



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