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Web版「城北大会news」
紙ベースの大会newsを再構成しました。
大会news No.3(平成20年3月10日発行)
城北ブロック 事前授業研究会終わる!
歳の瀬も押し迫る12月16日、城北大会の会場校である板橋区立成増小学校で事前授業研究会が行われました。授業後の全体会では各分科会から当日の授業についてと研究経過の報告を織り交ぜながらの発表があり、1年後の大会に向けての気概を大きく高めることができました。
3−1(教室) |
「切ってつないで」
足立区立関原小学校 武田 朋美先生 |
|---|---|
3−2(教室) |
「ぐるぐるワールド」
板橋区立高島第二小学校 池田 秋子先生 |
3−3(教室) |
「色のかけら」
練馬区立光が丘第五小学校 飯島 三重子先生 |
4−1(図工室) |
「じぶん色からはじめよう」
足立区立伊興小学校 佐藤 藍先生 |
4−2(理科室) |
「トロトロ カチカチ」
板橋区立桜川小学校 宮川 幸子先生 |
4−3(教室) |
「スーとクルー」=いろいろなスーとクルーを見つけよう=
北区立桐ヶ丘郷小学校 小熊 悠紀先生 |
5−1(教室) |
「届けたいおくりもの」
足立区立弘道小学校 田村 有希先生 |
5−2(教室) |
「すみのキレイを新発見!」
北区立神谷小学校 栗子 千穗先生 |
6−1(地域開放室A) |
「あっちこっちそっちどっち」
豊島区立要小学校 長塚 有紀先生 |
6−2(教室) |
「かみたてよう(ニュービルダーカード)」
練馬区立南が丘小学校 佐藤 匠先生 |
豊島区分科会 テーマ「子どもはきっと関わりたい」
豊島区立豊成小学校 堀口あや子
- 研究の流れ
- 関わりつながりを子どもの活動の要にしてみる。出会いのどきどき、自他の感じ方、見方の違いなど表現の世界の広がりを子どもが体験できるようにしたい。
- 授業内容及び報告
- 「あっち こっち そっち どっち」
- 自分の始点となるテープを全体の空間の中で意識させた。
- テープを伸ばしていきながら友達のテープとの関わり、つながりを楽しみながら空間をつくっていく。黒テープを伸ばして形がつながっていく面白さ。空間が埋め尽くされていくようなわくわく感。授業の組み立ては、場所の設定や学年によって当初計画したものと違ってきたが、その対応のしかたで授業を考えるよい機会になったと思う。
- これからの研究について
- 新しい関わりやつながりは世界をひろげること、子どもも教師も世界をひろげる出会いのわくわく、ドキドキを楽しみながらすてきな活動を考えていきたい。そんな活動の意味なども、私たちの言葉で説明できるようにしたい。
板橋区分科会
テーマ「心と体 子どもは動き出さずにはいられない」
板橋区立三園小学校 笠原賢二
今年度は区研究会の集まり易さを考え、三田線沿いの学校と東上線沿いの学校に分かれて分科会を作り、部員全員どちらかに所属し研究に関わってきた。
事前研究授業1 『トロトロカチカチ』(4年)
- ○テーマとの関連
- 今回の授業では、石膏の特性である、時間と共に液体から発熱・硬化していく様を体感し受け止める事を起点として子どもの心が『動き出し』、形を作ることと発想することが連動しながら自分らしい表現に進んでいくのではないか、と考えた。
- ○子どもの反応
- ・ドロドロの液体状の石膏と、叩くと高い音のする固まった石膏を同時に見せ、変化することを想像したときは意外な顔をして興味を持って見ていた。
- ・色を混ぜ合わせる中で様々なものに見立て、想像していたようだった。
- ・固まるまでの短い時間にスプーンや手で石膏を扱い、形を作っていた。
- ・用意した木片を選び、自分のイメージにあった、思いおもいの形を作る様子が見られた。
- ○考察
- ・1時間の中に収めるにしては内容が盛りだくさんとなり、子どもたちがじっくりと素材に向き合うという点で内容の整理が必要であった。
- ・授業で何を育てたいのかを教師が明確にイメージして授業を組み立てることが大切であることがあらためて確認できた。
- ・子どもの動き出す時には、大きく分けて、①情報を受け止め、感じることから動き出す、②感覚と向き合い、造形表現をする中で(新しい発見として)
- 動き出すと考えたが、今回の授業は①を重点とした。②についても今後の研究の中で探っていく必要がある。
事前研究授業2 『ぐるぐるワールド』(3年)
- ○テーマとの関連
- 様々な色の色画用紙の中から気に入った色を選び、渦巻き状に切っていく。その紙の外側四方を板目紙にとめ、残りの渦巻きを偶然できた固まりにしてホチキスで固定していき、自分の想像する世界を作り上げていく。この中に「動き出す」に焦点を当て2つの場面を想定。①渦巻き状に切った紙が、平面から立体に変わる瞬間と、②偶然できた立体から思いつき、より自分のイメージに近づけようとするとき、心と体が動き出していくと考えた。
- ○子どもの反応
- ・色画用紙を長く切る活動は緊張感があった。
- ・切り終わると腰や首に巻き付けたり、平らにもどして指でたどって遊んだりする様子が見られた。
- ○考察
- ・平面から立体に変わる瞬間は一瞬空気が変わったような感じだった。(他校での実践例からも)
- ・「ぐるぐるワールド」の活動を通して子どもたちはまるで自己紹介をするかのように、一人一人が自分を表していた。(実際に話しかけてきたりも)
- ・机の配置を個々でなく、グループにした方が互いの活動を見合うことができ、制作とともに鑑賞も深められたと思われる。
北区分科会
テーマ「子どもがはじめる時=それはあらたな自分と出会う時=」
北区立赤羽小学校 高橋孝子
「いいこと、おもいついたよ!」思わず伝えに来る、子どもの表情がいい。納得できるまで自分自身とぶつかりあう、子どもの悩む姿もまたいい。
子どもが創造的な表現を始めるその時は、その始まりの時だけでなく、一人ひとりの子どもによって異なるものである。また、はじまりの時は、表現する過程で繰り返すものであり、そのきっかけは多様である。北区の研究では、「はじまり」をこのようにとらえた。子どもはいつ、どうやってひらめき、自分の表現をはじめるのか。子どもが自分の表現をはじめる時は新たな自分と出会う時であると考え、授業の中で子どもの表現する姿を見つめ、検証していくことにした。
子どもがはじめるその時は、「図工の時間が元気になる」のです。
昨年12月の成増小では、紙に絵の具をのばしていく「スーとクルー」という授業を4年生で、墨でできることを試す「すみのキレイを新発見!」という授業を5年生で提案した。子どもたちは、材料や道具を使い、試し確かめ、自分の表現を見つけていた。私たちは、子どもたちが自分なりの表現に出会う場面に手応えを感じることができた。
北区の目玉は〔人〕である。今回の授業づくりでは、研究チームの人たちが、自らをその場面置き換えて取り組むような熱心さがあり、誰もが授業者として実践できるほどであった。授業の中身を大切にし、煮詰め、煮込んで、またあたため直してできた授業であった。
私たちは、子どもが表現することからあらたな自分と出会う場面のよさを、私たち図工専科ばかりでなく、自校あるいは広く他に発信していきたい。そしてそのことが、自分の力になり、目の前の子どもたちに返ってくる、これからの1年間もそのような研究になればよいと思っている。
練馬区分科会
テーマ「子どもはかんじる!」
練馬区立下石神井小学校 赤川浩之
練馬区は、4ブロックに分かれて研究を進めてきたが、今回の事前授業に合わせて2ブロックにまとまり研究を行った。『色のかけら(3年)』では、「絵の具のかけら」という身近ではあるが、子どもたちは扱ったことのない材料から色を感じて表す活動を行った。手に取ることができる「色」を並べたり集めたりパッキングしたりなど様々な活動が見られた。また、『かみたてる!(6年)』では、授業者による思いと子どもたちの思いが題材を通じてコミュニケーションされた授業になった。ビルダーカードのように紙を平面から立体に変えていく活動をした。子どもたちは、立体になることへ驚き、また組み立てられていく空間、バランスなどを感じながら、自分の表現へと進めていく様子であった。友達の作品にも共感する声が上がり、良い雰囲気の授業であった。どちらのクラスの子ども達も素直にのびのびと活動していた。分科会協議会では、「子どもたちが楽しく活動していた」、「区での研究が活かせた事前授業であった」という声があった。
練馬区の研究は、素材感、身体感覚、コミュニケーションなどをキーワードとし、
「子どもは、かんじる!」を多角的にとらえ、「かんじる!」から発信される子どもの
活動をみとることで研究を進めていくことになると思われる。
足立区分科会
テーマ「子どもはさわってうごいて見つけたい」
足立区立亀田小学校 岩田芳子
- 研究の流れ:
- 思考力・判断力・表現力が必要とされる今、図工教育ではそれらをずっと求めていたように思います。図工の時間は、目の前にあるテーマと色と形をもとに、自分で考え、判断し、発想し、表現していく。まさに、全てが自分で決めて行動していく時間なのです。その自己決定を繰り返す中で、自分の現実に向き合い、自己実現し、そして、自分の持っているものを発見していく、その可能性を探っていく研究を進めています。そこで培われ、引き出される「思考力」「選択力」「発想力」「発見力」「改善力」が「子ども本来の力」であり、「子どもの豊かさ」であると考えます。
- 授業内容及び報告:
- ①「自分色から始めよう」 伊興小 佐藤藍教諭吸水ポリマーと色水を混ぜてゼリー状の物を作り、それを混ぜたり重ねたり並べたり形作ったりする活動。吸水ポリマーの特性を感じ、自分が好きだと思う色や形を見つけ、重なりや組み合わせを楽しみながら、表現する。いろいろな活動・アイデアが出たが、どこを表現の終わりとするか。
- ②「切ってつないで」 関原小 武田朋美新聞紙を切ったりつないだりする活動。新聞紙は子どもたちの身近にあり、軽くて大きく、簡単に切ったりセロハンテープでつないだりと、様々なことができる。そのことから、思いついた形やつなぎ方を試したり、形の変化やつなぎ方のおもしろさを見つけて表現する。人間の顔を切り抜いたコラージュや、床に置いてつなげたり、いろいろなつなげ方が出たが、活動のねらいを絞ってもよいか。
- ③「つないですすんで」 弘道小 田村有希ストローを空間につないでいく活動。ストローとストローをテープでつないでできる線を、折ったり曲げたり重力の影響を余り受けずに、空中に手が動いた軌跡を刻む、その空間への関わり合いをもとに、発想・構想し、試行錯誤しながら表現する。ストローの不思議な感じ・つなぐことの楽しみ等、言語化されない部分の読み取りをどうしていくか。また、感じたり楽しんだりしたことが表現の終わりでよいか。
- これからの研究について:
- 今回の3授業が、造形遊び中心だったため、表現活動の終わりをどうするかということが、課題となった。足立のテーマ自分で見つけるという点から考えると、様々な活動を子ども自身が発見し行動していくことでよいと思われるが、表現という視点からすると、授業者のもう一歩踏み込んだ、造形的なねらいを持って子どもにのぞんでもよいのではないか。また、その造形的なねらいをどこに持っていくかを、探っていくこといくことが今後の課題となった。
大会news No.2(平成20年12月16日発行)
実りある大会に
担当副会長 北区立滝野川第二小学校 玉置一仁
担当副会長として、今年度から城北大会とは様々な関わり合いをもってきました。私個人としても住まいや勤務校が城北なので、いつも「地元」という親しみを感じながら仕事をさせていただいています。城北はたいへん大きなブロックなので、各ブロックの大会に向けての情熱も相当熱いものがあり、授業や研究テーマに対する関心や意識の高さは、各種委員会を開く度に驚かされます。それだけに、全体をまとめる運営委員や各委員会のリーダーの方々の努力や誠意にはたいへん頭が下がる思いです。 担当副会長として私はまだまだ非力で頼りないですが、今後も「地元」 の一員として城北の研究を支え、実りある大会として成功できるように精一杯頑張りたいと思っています。みなさん、よろしくお願いします。
元気な城北ブロック
担当副会長 足立区立大谷田小学校 高橋 香苗
都図研城北大会実行委員会が立ち上がり、動き出しました。実行委員も研究局員も、若手・中堅・ベテランの先生方が混ざり合っていて、都図研最大規模の地区である城北ブロックの人材の厚みがわかります。今大会会場の板橋区(54校)、足立区(72校)、練馬区(69校)、北区(38校)、豊島区(23校)の学校数は全部で256校にも及びます。
大会テーマ「人は原初より絵をかいた〜子ども本来の力をひきだし、元気をつくる図工の時間〜」のもと、各区の実践を持ち寄り、研究を進めていますが、その中で「大会は都図研総体の研究の発表される場」であることを、確認する場面も生まれました。
さまざまな疑問をぶつけ合いながらすすむ、元気な城北ブロック。今後の研究の展開が楽しみです。
会場校紹介
板橋区立成増小学校 西明 佳彦
本校は「国際社会で信頼される人間の育成(コミュニケーション力を育てる指導の工夫)算数科をとおして」というテーマで意欲的に研究を進めています。また英語活動も盛んで何年も前から特色ある教育活動として取り組んできています。学校の規模は児童数528名、16学級(来年度17学級)。交通の便利さからいろいろなことでお客様の多い学校。それなのに会場校の話が来たとき、校長はじめ職員の方々は全面的に協力してくださるという返事をもらえたのです。先生たちも元気いっぱい、子ども達も元気いっぱい(そして図工大好き)の成増小、大会ではどんな顔をみせてくれるでしょうか。
各区より
板橋区図画工作研究部の活動
板橋区立板橋第八小学校 山崎 進
板橋区は若干の統廃合があり、現在は54校となっています。研究テーマについては、平成17年から継続して「感性を育む造形活動」という主題のもとに研究を行ってきました。実際の活動については、以下の分科会に分かれてそれぞれの観点からサブテーマを設定し、研究を行ってきました。
第一分科会 「思いをこめた表現活動」
第二分科会 「つくり出す喜び・つたわる思い」
第三分科会 「心を動かす造形遊び」
第四分科会 「子どもの心を動かす鑑賞」
第五分科会 「授業の中で子どもが変わるとき」
各分科会では研究授業や事例研究・指導案検討等を行い、年度末には研究成果の発表を行っています。
足立図工部活動状況
足立区立東栗原小学校 森本 加津子
足立区は72校あり、72名の部員全員参加で活動しています。
事務局、研究局、研修局、展覧会局、会計局に全員が所属し、運営に関わります。また、全体を5つのブロックに分け、ブロック長を中心にブロック毎の研究、都展制作などを行っています。区の研究主題は「子どもの 育ちと造形〜子どもの豊かさを求めて〜」です。
作品研究を大きく位置づけ、定例部会では事例研究、研究授業を行い、年度末には研究集録が作成されます。
研修も実技研修会、陶芸、写生、鑑賞など、年間を通して実施しています。このような各局の活動状況や城北ブロックの動きなどを毎月の図工部ニュースで知らせています。若い部員が多く活気ある足立図工部です。
練馬区図工部の活動について
練馬区立光が丘第一小学校 小野 崇
練馬区図工部は,学校数(学大附属小を入れると70校)が多いこともあり,平成16年度から研究の組織を4ブロックに分け,図工部研究主題【しなやかさと豊かさの造形へ】を受け,それぞれのブロックで研究を進めています。4ブロック制になってからは,出張の学校も近隣になり,研究に参加しやすく授業研究や教材研究がより活発になりました。また,研究実践の成果の場ともいえる「練馬区小学校連合図工展」を毎年練馬区美術館で開催し,昨年の観覧者数は,約1万人と大変盛況でした。ブロック研究会や部会はほぼ毎月あり,練馬区美術館の企画展を学芸員の方に解説してもらえる鑑賞研究会や夏季実技研究会等,恵まれていると思います。(来年はぜひ練馬区へ!!)
来年度は,都図研城北大会の分科会に合うように,研究組織を特別に「気合だー!」と3ブロックに分ける予定です。
豊島区図工部紹介
豊島区立豊成小学校 堀口 あや子
豊島区は23校、城北のほかの区と比べるとこ小ぢんまりとした区ですが、図工部員一同真面目にアットホームな分科会で授業研究を進めています。今年度は3分科会ですが、来年度は城北大会に関連付け、2分科会で授業研究、公開授業を考えていく予定です。人との出会い、関わりが表現のひろがりを子どもに体感させる。そのような活動をめざして 豊島区の研究推進、研究局を中心に全員が実り多い大会になるようがんばります。
北区図画工作部の活動
北区立王子第一小学校 濱方 克彦
10年前は、44校ありましたが統廃合が進み、現在は38校になっております。研究テーマについては、今年で3年目です。「図工のいいところとは何か」ということをみんなで話し合い、今年はサブテーマを下記のように変えました。
【テーマ】 「図工の、い・い・ところ」
〜つくることから思いを広げ、あらたな自分を発見していく子〜
【研究方法】
・参加したい人が研究局に集まり、研究授業を中心に研究を進る。
(今年も昨年と同じ25名。学担1名含む) 年間3回の研究授業
・研究の成果を研究紀要にまとめ冊子にする。
(研究局・研修局・展覧会・実践事例)
・38校を3ブロック(王子・赤羽・滝野川)に分け、3年に1度[展覧会・連合展・都展]の担当になる。(今年は王子地区)
来年度は城北大会ということで、現在徐々に準備を進めています。「子どもが自らはじめる時」とはいつだろう?そのとき、子どもに何が起こっているの?あたりを考えていく分科会になりそうです。
大会一次案内(平成20年12月12日発行)
子どもの元気をつくる!図工の元気をつくる!!
東京都図画工作研究会 会長 辻 政博
東京都図画工作研究大会城北大会のサブテーマ(子ども本来の力を引き出し、元気をつくる図工の時間)に「元気をつくる」という言葉があります。
子どもが、ものや人に触れ、体全体で感じ取り、考えたり、工夫したり、試したりしながら、表現し、伝え合う図工の活動は、子どもが、本来もつ、資質・能力を活性化させ、生きることを元気づけます。それは、人間の育ちにとって、とても重要なものだと考えます。平成10年から、時間数が削減され、平成20年の学習指導要領の改訂でも、時間数は据え置きでした。現在、移行期間中ですが、学習指導要領が示す理念を子どもに寄り添う現場の視点から読み解き、授業の充実を図りながら、さらに、図工の時間の大切さを主張できればと考えます。それは、この先の10年につながっていきます。
都図研大会は、子どもを元気にし、図工教師を元気にし、かつ、図工教育そのものを元気にさせる場です。様々な方々の力と知恵を持ち寄りながら、素晴らしい大会が実施できることを期待します。みんなでがんばりましょう。
1年後には城北大会へ
第48回東京都図画工作研究大会 城北大会実行委員長
板橋区立蓮根第二小学校 野上 和子
来年度の都図研大会は城北ブロックの板橋区で開催されます。大会に向けて城北5区(足立・豊島・北・練馬・板橋)では運営委員会が持たれ、実行委員会や各部局の打ち合わせと大会に向けての準備が進められているところです。大会テーマ「人は原初より絵をかいた〜子ども本来の力を引き出し、元気をつくる図工の時間〜」を受けて各区それぞれの分科会テーマもほぼ固まり、いよいよ各分化会テーマについての掘り下げや研究授業に向けての話し合いも始まりました。忙しい中で、ない時間を作って頑張ってくださっている方たちが、やってよかった、得るものがあったと自分たちで思えるような実りある大会にしていけたらいいな・・・もちろんいらしてくださる方たちにも・・と、そんな思いのこの頃です。
大会会場校は成増小学校で東武東上線成増駅からすぐ近く。現在16学級の学校です。今年の12月16日には城北ブロック事前授業研究会として成増小で研究授業も計画し研究を深めたいと思っています。1年後の城北大会にはぜひ多数のご参加をお待ちしております。
大会news No.1
みんなでつくる都図研大会
東京都図画工作研究会 会長 辻 政博
実に半世紀近く東京都の図工研究大会は、現場の先生方の努力によって継続されてきました。先日、城北ブロック5区(板橋・足立・豊島・北・練馬)の教育委員会への訪問も終了しました。もともと都のレベルで大会が実施できるのも、都図研が、都の様々な教科団体を集約する「都小研連」を構成する団体であるからです。ですから、都図研大会は、都としての図工教育の総体を発表する場です。また、現在の図工教育を取り巻く「負」の状況のなかでは、都図研全体の力を集約し、結集した発表を行うことは必須の条件です。図工の研究は、現在、3つの位相があります。ひとつは、区市町村レベルの図工研究です。そこでは、地域に密着した研究が行われています。二つ目は、ブロックレベルの研究です。8つのブロックに分け研究をおこなっていますが、地域の違いもあり、継続的な研究は、なかなか難しいところですが、8年毎に大会が輪番化されているので、大会時は中心となります。三つ目は、都の各地域から構成された都図研本部の部局である「研究局」です。これは、都としての継続的な研究をめざして95年に設立されました。対外的な連携や事業、また、先進的な授業開発を目指しています。都図研大会は、これらの「市区町村」と「ブロック」と「都の研究局」が有機的に結びついた研究発表の場と言えます。(個人的には、今後さらに全都的にかかわれるシステムも模索されないといけないと考えます。)こうした活動が都図研の内外に浸透していくことによって、「図工の10年後」が方向付けられます。時代の変わり目のなかで、皆様の努力と協力によって、研究を深め、子どもたちによりよい図工教育が開かれることを期待します。
第48回東京都図画工作研究大会 城北大会実行委員長
板橋区立蓮根第二小学校 野上 和子
遙か昔、城北ブロックの中では板橋が最初に都図研大会を受けたそうですが、長い年月を経て一巡り、また大会が板橋に戻ってきました。そのことが判明した昨年11月から、板橋を中心に5区の運営委員会が持たれ、まず大会テーマについて検討、さらに組織作り、7月17日には最初の実行委員会実施と、来年の城北大会に向けての活動が順調にすべり出しました。
これまでの5区打ち合わせの中で、各区の組織がしっかり運営され、各区とも今まで研究についてよく取り組まれていると改めて感じました。ですから、今回の大会テーマ「人は原初より絵をかいた」を検討する中で出てきたいくつかの視点(キーワード)を、今までの区ごとの研究を生かし繋げていくかたちで深めていければと考えています。
図工という教科の魅力(子どもの育ちに必要で大切な教科)を大会にいらしてくださる皆さんに実感していただける大会にするために、5区の部員一同頑張りたいと思っています。
図工 「!」の感じ wonder
第48回東京都図画工作研究大会 城北大会研究局長
板橋区立三園小学校
笠原 賢二
ウイーンの画家、フンデルトワッサーの言葉に「美は全ての生き物にとって、一番大切な はたらきをもっている」がある。子どもにとって美に相当するものは、自分の子ども時代を振り返ると、言葉にならない、「!」の感じ、wonderに近いものだと思う。「!」と感じて動き出す。動いて「!」を感じる。誰に勧められるまでもなく地面に描き、泥をこねる。子どもは生まれながらに表現者である。社会で役立つ道具としてではない、生命を生き生きさせるためにはどうしても大切と直感的に思わずにいられないものが、造形活動にはある。このことをもう一度考え、図工としてどう成り立たせるか研究を深めていきたい。
平成20年7月17日(木)、板橋区立成増小学校にて、第1回城北大会実行委員会研究会が開催され、各区、各局の組織、年間計画、及び顔合わせが行われました。暑い日ざしが差し込む中、5つの区の図工部員が一同に介し、各局にて打ち合わせが行われました。いよいよ来年度の大会に向けて始動しました。編集局では、城北大会に向けての動きを城北大会ニュースとしてお伝えしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。




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